理念は「相続人に寄り添うこと」

事務所エントランス

相続手続きで重要なのは、単に事務的に名義を書き換えることだけではありません。私たちは、相続手続きで重要なのは、「後に法律的な問題を残さず、できるだけ穏便に済ませる」という事だと考えています。

親族関係に波風を立てず、スムーズに相続手続きを終わらせるにはどうすればいいのか。相続専門事務所として相続問題に20年近く取り組み続けている私たちは、いつも自問自答をしています。

大切なのは依頼者とのコミュニケーション

私たちが大切にしているのは、依頼者とのコミュニケーションです。相続手続きを単なる事務手続きと思っていると、思わぬところで失敗することにもなりかねません。私たちは、依頼者のお話に注意深く耳を傾けます。

依頼者の会話の中にヒントが

まずは、依頼者のお話を丁寧に伺います。相続手続きは、円満な親族間であれば単に財産を分けるだけで済みます。

しかし、そうではない親族間においては、これまでの不満や妬みが蒸し返される機会にもなります。それどころか、円満な親族間でも同じ現象が生じることもあります。

したがって、スタートの段階においては、遺産分けや相続手続きの具体的な説明をするのは当然として、相続人の間に問題となる事柄は無いか(過去になかったか)を聞くようにしています。

例えばその会話の中で「相手は自分をあまりよく思っていないかもしれない」などという話がでてくれば、遺産分割や相続手続きを進めるにあたっての一つのヒントや解決の糸口となることがあるのです。

大きなお世話かもしれませんが、できれば私たちの事務所で相続手続きを終えられた依頼者には、その後も良好な親族関係が未来永劫続いてほしいと願っています

身近な人の死の経験を共有しているにもかかわらず、相続がきっかけで関係が破綻してしまう程悲しいことはありません。きっと故人もそれを望んではいないでしょう。

もちろん私たちが、破綻した(すでに破綻している)親族関係を修復できるわけではありません。私たちは「相続手続き」の専門家であって、カウンセラーではないからです。

しかし、何かのボタンの掛け違えで親族間に誤解が生じていることもあり、その誤解を解いたり、説明したりすることはできます。そのヒントは、依頼者の会話の中に潜んでいるのです。

  • 私たちが携わった相続手続きで、円満な親族関係を損なうことが無いように
  • 私たちが携わった相続手続きがきっかけで、親族関係が良好なものとなるように

私たちが相続手続きをサポートするに際して一番気を付けている点です。

依頼者の想いを法的な形へ

失礼ながら、依頼者は相続のプロではありません。ほとんどは初めて相続を経験される方です。ですから、自分の頭の中にあるイメージを形にしたいと思っても、それが法的に正しいものなのか、法的にどう表現すべきものなのか、中々言葉が出てこないはずです。

ですから、私たちが依頼者のイメージを感じ取り「そうそうこんな感じ」という法律的な正解を提示する必要があります。その為に必要な力こそが、コミュニケーション力であると思います。

依頼者から依頼されたことに留まらず、何か気付いてないことがあるのではと想像し、提案する。これは密なコミュニケーションから生まれる副産物と言えます。

また、相続手続きと一言にいっても多種多様なものがあり、依頼者にとって必要な手続きは何かを特定する必要もあります。

コミュニケーションの取り方として理想的なのは、直接事務所に来ていただいて「会話」することです。しかし、すべての依頼者が時間的都合の付く方ばかりではありません。

ですから、私たちは、そのコミュニケーションの方法にはあまりこだわっていません。メールや電話に限らず、FacebookのMessenger、Skypeなど直接に意思の疎通ができる方法はたくさんあります。

いずれにしても、相続手続きが完成するまでには一定の時間がかかるケースがあり、その手続きも多種多様です。

逐一の意思確認、進行状況の報告といった基本的なコミュニケーションは依頼者に安心して頂くためにも必要不可欠なものであると考えています。

相続人が一番困っている状況で私たちができること

では次に、もう少し具体的に、相続人が一番困っていると思われる状況で、どのようなサポートが行えるかをご説明します。

法律問題の整理と解決プラン

相続問題で困っている、といってもほとんどの相談内容は抽象的です。ですから、まずは法律上どこが問題なのかを整理します。

つぎに、その問題を解決する方法を提案します。解決方法は複数存在することもありますから、それぞれのメリット・デメリットも踏まえてお話します。

ほとんどの依頼者は、この時点で大きく安心されます。「頭の中の霧が晴れた」と言われたこともあり、職業冥利に尽きると感じています。

たとえば、遺産が自宅しかない場合、複数の相続人で遺産分割するにはどうすればよいかと相談されることがあります。共同で相続することは一見公平ですが、将来いざ自宅を売却するとなった場合に難しくなることがあります。

逆に、誰か一人のみが相続するとなると、他の相続人が不利益になり、その代償として自宅を相続した相続人は、他の相続人へ代償金を払うことになり、その資金の捻出方法も課題になります。

このように、相続問題を法律的に整理して、解決方法を選択すると、最終的に何をするべきかが明らかとなります。

相続税など、税法上の問題と併せて解決すべき問題もあります。そのような問題に対しては、パートナー税理士と連携して臨みます。必要な場合は、同席の上、説明させていただくこともあります。

法律問題以外のサポート

相続の法律的な問題とは性質が違うことについて問い合わせを頂くことがあります。たとえば、故人の家の片づけをして、重要書類を探したりして遺品を整理してほしいと、といった要望です。

いわゆる「家探し(やさがし)」「遺品整理」と言いますが、当事務所と提携している遺品整理業者があります。私たちのような法律関係の事務所が日ごろ利用し、提携しているところであれば、安心してお任せいただけると思います。必要に応じてご案内いたします。

相続人への対応・対処

相続人間の関係が良好でない場合や、付き合いがない場合は、私たちが他の相続人への対応を行うことがあります。

しかし、その場合であっても、いきなり私たちが他の相続人へ連絡をすると、必要以上に警戒されて、相続手続きの進行上あまり上手く行きません。

ですから、事前に依頼者から他の相続人に対して、お電話やお手紙で一報入れて頂くようにアドバイスしています。お話の仕方にもコツがあります。また、お手紙も独自の「サンプル」がありますで、そのやり方については指導します。

高齢の相続人に対しては、後からその意思能力を持ち出されて、遺産分割協議の無効を主張されても困りますから、必要な場合は、直接出向いて説明をします。

もちろん、専門的な用語は極力使いません。説明の証拠が残るように、分かりやすく説明した「レジュメ」を特別に作成し、お渡しすることもあります。

相続人でない者が口を出したり、遺産分割の話し合い自体が難航しているときは、「相続人会議」の開催を提案し、お手伝いすることもあります。相続人会議開催の通知書の作成、送付、会議室の手配、準備、片付け、司会進行等を承ります。

私たちは弁護士ではないので、依頼者の代理人として依頼者の利益のみに遺産分割の交渉をすることはできません。しかし、中立的な立場であるからこそ、「相続人会議」の中で、どのような内容で話し合いを終結させることが全員の利益になるのか、といった提案はできます。

最終的に、遺産分割の話し合いが決裂したときは裁判(遺産分割調停・遺産分割審判)になります。その場合はパートナー弁護士へ引き継ぐことになります。しかし、これは最終手段ですから、なるべく裁判沙汰にならないように、解決方法を模索・提案します。

他の相続人に対して配当等が必要な場合は、私たちが代行して振込を行うこともできます。相続手続きが無事に完了したときは、必要に応じて他の相続人へ「遺産分割協議書」等を送付して相続手続きの完了を知らせます。

依頼者の困りごとに向き合う

遺産分割の話し合いがスムーズに行かない場合、特に依頼者は精神的に大きなダメージを負います。中には体調を悪くされる方もいらっしゃいます。依頼者の多くは、遺産分割の話し合いが頓挫するのは他人事で、自分には関係ないだろうと考えている為、上手く行かなかったときのショックは大きいためです。

そのような場合、決して一人で問題を抱え込まないことが肝心です。依頼後の相談は何度でもできますから、遺産分割の進行上あらたに発生した問題は、一緒に考え、乗り越えていきましょう。

私たちは、相続問題のプロです。様々な相続を見ていますから、見識と経験に基づいて有益な情報を提供できます。そういう意味では私たちは「先生」という立場なのかもしれません。

しかし、私たちは依頼者の相続の悩みを一緒に解決する「パートナー」という認識で依頼者に寄り添いたいと常に思っています(「先生」と呼ばれるのは2人ともあまり好きではありません)。

無料相談を受け付けています

私たちは、相続手続き専門の司法書士事務所です。東京国分寺で約20年に渡って相続問題に取り組んできました。

このページでは、相続手続きに関する私たちの考え方をお話ししましたが、相続手続きをこれから始めるにはどうすればよいのか、費用はいくら位かかるのか、様々な疑問があることと思います。

毎週土曜日に無料相談を受け付けていますので、この機会にお気軽にお問い合わせください。
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