遺産分割をもめることなく行う方法とは?
故人の遺産を相続人全員で話し合いにより分けることを、遺産分割協議といいます。
遺産分割協議をもめることなく、円満に円滑に行うためには、どうすればいいのでしょうか。
特に、面識のない相続人に対しては、慎重に遺産分割手続きを進めていく必要があります。
遺産分割協議、成功のポイント

お通夜の時や、葬儀の際に遺産分けの話をするのはあまりにも非常識です。他のご相続人の気分を害するのは間違いありません。遺産分割の時期について、法律上の期限はありませんので(相続税の納税期限は別です)、少し落ち着いてからでも遅くはありません。

ご自身の権利の主張ばかりするのはご法度です。一方的に書面を送り付ける形で、「今回の相続は辞退しろ」などと相手に迫るのは言語道断です。まずは、相続人全員の意見を聞くことが必要です。その上で譲歩できる点は、できるだけ譲歩しましょう。

ほとんどの方は、遺産分割手続きや、遺産分けの進行方法について誤解や先入観をお持ちです。遺産分割の話し合いを始める前に、まずは専門家のアドバイスを受けるとよいでしょう。私共、相続手続き専門 こん・さいとう司法書士事務所は多数の遺産分割協議を成功に導いてきた実績がございます。まずは無料相談会にご参加ください。
遺産分割の選択肢・遺産分割の方法

遺産分割協議による分割
遺産分割は、相続人全員の協議で行います。協議とは話し合いの事です。協議による遺産分割は、遺産分割においてもっともよく採用される方法です。相続開始後であれば、いつでも行うことができ、法的な期間制限はありません。
遺産分割に非協力的な相続人がいなければ、遺産分割協議による分割となります。
■問題点
遺産分割調停などの裁判手続きと違い、いたずらに日時が流れてしまいがちになります。進行役・仲裁役がいないと協議は棚上げされたままとなります。
■こん・さいとう司法書士事務所の対応
相続人全員で一定の合意が調っている場合は、私どもが進行役となって、遺産分割協議を完成させます。
聴取した内容にもとづいて「遺産分割協議書案」をお作りします。
最終的な完全合意を目指します。
■関連ページ:遺産全部の相続手続きをしてもらえる専門家は?

遺産分割調停による分割
遺産分割について話し合いを持ったのに合意に至らなかったり、そもそも話し合い自体ができなかったりという時は、遺産分割調停を申し立てることが有効です。調停とは裁判所を使った話し合いの事です。
相続人全員が遺産分割調停手続きに参加することが必要です。調停委員が、各当事者の意見や主張を聞き、調整し、遺産分割の合意を目指す方法です。
■問題点
1か月に1回程度、平日の指定期日に裁判所に呼び出されます。法律上の主張は時期を逃さずに主張し、それを根拠づける資料は積極的に示す必要があります。
■こん・さいとう司法書士事務所の対応
遺産分割調停の申立書の作成代理を行います。
ご希望に応じて、指定期日における法律上の主張のアドバイスや、証拠資料等作成も行います。
調停手続きの法的サポートを行っています。
必ず弁護士に依頼しなければならないという決まりはありません。
しかし、相続に関する専門知識がなければ手続きを進めていくことは難しいでしょう。
遺産分割で気を付けるべき5つのポイント【まとめ】
遺産分割で気を付けるべき代表的な注意点は以下の通りです。
非常に専門的な内容ですので、詳細はお問い合わせください。
(ポイント1)相続人を確定させる
■相続放棄の有無を調査
■相続欠格、推定相続人排除の有無の調査
■不在者、行方不明者に関する手続きをする
■制限能力者(未成年者、認知症のかた等)に関する手続きをする
(ポイント2)遺産の範囲の確定
■遺産(不動産、預貯金、株式、美術品、骨董品等)の評価
*この評価は税理士の評価が必要な場合もございます(提携税理士がおります)。
(ポイント3)相続分の算定
■特別受益(生前に結婚資金や独立資金を受けている者)の有無、その額の評価
■寄与分(死者の財産形成に特別の貢献をした者)の有無、その額の評価
(ポイント4)遺産分割手続きの選択と実行
■遺言書の有無を確認
■遺産分割協議、遺産分割調停(遺産分割審判)のいずれの手続きを選択するか
(ポイント5)遺産分割方法の選択
■現物分割、代償分割、換価分割のいずれを選択するか
遺産分割のご相談は今すぐ

■遺産分割のご相談は、相続手続き専門のこん・さいとう司法書士事務所へどうぞ。遺産分割の処理については、高度な法律知識が要求されます。私どもにお任せ下さい。
■まずは毎週土曜日に開催している無料相談会へご参加ください。
■無料相談会の日程→無料相談会のお知らせ
■予約フォーム→ご予約・ご相談はこちらから